「かいつぶり」は小形の水鳥で、湖沼や川に棲み、水に潜って小魚などを捕食する。人をそれほど恐れない愛嬌者だが、縄張り意識も旺盛だ。
掲句は日もすがら水に潜っては浮かぶ「かいつぶり」を活写した作品。潜るときではなく、浮かび出た瞬間を捉えた。濡れてひかる「かいつぶり」の小さいつむり(頭)に、春も間近いうらうらとした日差しがさんさんと降り注ぐ。『俳句』2024年1月号。
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