蟻は蜂と同様、集団で高度な社会生活を営んでいる。地べたや幹に蟻の行列を見かけるのは盛夏の頃。「蟻の道」「蟻の列」などという。
掲句は、まず一匹の蟻が目に入り、その後地べたなどを行き交いする蟻の列が見えてきたという、人がものを見るときの視線の動きを精妙に表現した作品。句のモチーフは人がものを認識するときの視線の動きであって、蟻は素材に過ぎない。そこにこの句の新鮮さがある。『俳句』2023年11月号。
蟻は蜂と同様、集団で高度な社会生活を営んでいる。地べたや幹に蟻の行列を見かけるのは盛夏の頃。「蟻の道」「蟻の列」などという。
掲句は、まず一匹の蟻が目に入り、その後地べたなどを行き交いする蟻の列が見えてきたという、人がものを見るときの視線の動きを精妙に表現した作品。句のモチーフは人がものを認識するときの視線の動きであって、蟻は素材に過ぎない。そこにこの句の新鮮さがある。『俳句』2023年11月号。
アフリカ原産のアオイ科の一年草で、幕末から明治初期にかけて日本に渡来。初夏の頃種を蒔き、晩夏から秋にかけて黄色い花を咲かせる。開花後数日でできる若い莢を食用にする。莢には糸を引くような粘りがある。

枯れ尽くした蓮のこと。茎は折れ曲がり、くしゃくしゃになったボロのような葉をとどめる。風に茎や葉が触れ合ってたてる音にも荒涼たる感がある。



露草は、夏の暑さがピークを越える頃、気がつけば路傍のあちこちに花をつけているありふれた雑草の一つだが、その小さい花の混じり気のない瑠璃色には、造化の妙を感じる。小さな花の中に宇宙の精髄が詰まっているようだ。
掲句は、足元の露草に目をとめながら、飯田龍太の〈露草も露のちからの花ひらく〉の作を思い起こしてできた一句。私が俳誌『雲母』で龍太の選を受けていたのは平成2年半ばから終刊までの2年余。毎日俳壇(龍太選)にせっせと応募していた時期もあった。三十代の俳句初学の頃のことである。平成30年作。

紅葉は、木の種類により、櫨紅葉、桜紅葉、漆紅葉、柿紅葉など、木の名前の下に紅葉をつけて特定することがあり、名木 紅葉といわれる。欅紅葉も名木紅葉の一つ。ニレ科の落葉広葉樹である欅は個体によって紅葉の色が異なり、晩秋の頃、黄、橙、赤など色鮮やかに紅葉する
