露草は、路傍や庭先などに咲く身近な野の花。その混じり気のない青い花には、夏の暑さに倦んだ命が癒される思いがする。夏もようやく峠を越した頃、いつの間にか咲いている花だ。
掲句は露草の瑠璃色から宇宙に思いを馳せた作品。露草はささやかな野の花だが、その澄み切った瑠璃色は、空の彼方の宇宙へと人の心を誘うところがある。確かに、別々の星に生まれた生き物同士が知り合う機会は、今の科学技術では皆無だろう。将来はどうかわからないが・・・。『俳句四季』2023年11月号。
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