サングラスは、夏の強い太陽光線から目を保護するためにかける、レンズに色のついた眼鏡。街中や行楽地では、ファッション性を高めたお洒落なサングラスをかける人も多い。サングラスをしていると、目の表情が隠されるため、人混みにいても自分だけの世界に浸れるし、人の目を気にすることなく振舞えるような解放感がある。
掲句は、サングラスのもつそうした心理的な特性が表れている作品。町中で毎日人間と関わり合いながら暮らして年齢を重ねてくると、ときに人間が疎ましくなることがある。そういう時はサングラスをして他者との間に心理的なバリアーを築く。気持ちが楽になる。『俳句』令和5年8月号。