祭半纏はんてんは祭に着る晴れの衣装だ。山車を引くにも、神輿を担ぐにも、祭衆は揃いの半纏を着て盛り上がる。中には、観衆が祭衆や神輿に向かって水を掛ける深川祭のように、祭最中に半纏がびしょ濡れになる祭もある。
掲句は「深川祭」との表題の下に発表された諸作の中の一句。神輿等の中休みだろうか、祭衆が昼酒を飲みながら肌脱ぎになって、びしょ濡れの半纏を肩に掛けているのだ。水掛け祭との別名のある深川祭らしい情景を捉えた作品だ。『俳壇』令和5年8月号。
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