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俳句の庭

  • 薔薇(ばら)

    4月 23rd, 2023

    バラ科バラ属の総称。花時は初夏、次いで秋。細々と冬に咲き残っている「薔薇」もあるが、俳句で「薔薇」といえば、初夏の季語。「薔薇」は、その姿形を楽しむほか、香りを愛でる人も多い。古くから人類が品種改良を重ねてきた「薔薇」には多くの品種がある。中でも、一重咲きは野生の「薔薇」が持つ本来の花型で、楚々とした姿が印象的だ。一方、八重咲の「薔薇」の絢爛たる姿形も魅力的だ。「薔薇」には、西洋庭園がよく似合う。

    下の写真は、日比谷公園の薔薇園。

    下の写真の蔓性の白薔薇は、ドイツ生まれの品種「アイスバーグ」。

    下の写真は、日本生まれの品種「春霞」。

    下の写真は、フランス生まれの品種「パブロワ」と「サラバンド」。

    下の写真は、イギリス生まれの品種「シャンパンモーメント」。

    下の写真は、日本生まれの品種「ブルーグラビティ」。

    下の写真は、日本生まれの品種「あおい」。

    下の写真はフランス生まれの品種「ギーサヴォア」。

  • 鮠の水ひとすぢ走る末黒かな

    4月 23rd, 2023

    「末黒」は、野焼きの後、草木が黒く焦げて残っている野のこと。害虫駆除や葭などの芽吹きを促すために、畦や堤、河川敷の野焼きが行われる。最近は、野焼きを禁止する自治体も多くなっているようだ。

    掲句は、山梨の廣瀬直人先生(当時「白露」主宰)のお宅を訪問する前に、近くの日川の河川敷を句友と散策した時の作品。堤を越えて河川敷に足を踏み入れると、数日前に野焼きが行われたことが一目で分かるような、「末黒」の光景が広がっていた。日川は、焼野の真ん中を流れる清冽な一条の流れとして、目の前に現れた。平成22年作。

  • 春の水

    4月 23rd, 2023

    冬の寒気が去ると、氷っていた水は解け出して、日差しの中をきらめきながら流れる。早春の頃の水には刺すような冷たさがあるが、春が深まるにつれて温んできて、諸々の命を育む「春の水」となる。

  • 春愁の嘴をうづめてフラミンゴ    雑賀絹代

    4月 22nd, 2023

    「春愁」は、生気のあふれる春の最中に感じるそこはかとない愁いのこと。個人的には、年齢を重ねるにつれて、春という季節の溌溂とした生気に、自分の心と身体が追い付かないことから、軽い違和感や物憂さを感じることが増えているが、そんな感覚も「春愁」といえるのだろう。

    掲句は、「春愁」のフラミンゴを詠んだ作品。フラミンゴは西アジアなどに野生として生息しているが、動物園で飼育されているお馴染みの水鳥だ。そのフラミンゴが見物の人々の前で、長い首を曲げて嘴を羽に埋めているのだ。檻の中での生活に退屈しているようにも、また、眠気を感じているようにも見える情景だが、作者はそこに「春愁」を感じ取った。それは、作者自身が自らに感じている「春愁」の反映でもあるだろう。春の日中の、余りひと気のない動物園の物憂い感じが表れている。『うろこ雲』所収。

  • 雀鷹(つみ)育つ日に日に森の暗くなり

    4月 22nd, 2023

    手元の歳時記では「鳥の巣」「鷹の巣」は春の季語、「巣立鳥」「巣立」は初夏の季語になっている。掲句の「雀鷹育つ」は、巣立つ前の雀鷹の雛鳥を詠んだものなので、「鷹の巣」の傍題と考えたい。

    雀鷹は、日本のタカ類で最小の鳥。雌は30センチ程で、雄は雌より少し小さい。関東近辺では3~4月に南方から渡ってきて低山の林で繁殖し、主に小鳥を捕食する。住まいの近くを散策していると、雑木林の中の道を通るたびに、この鳥の声を耳にした。春も深まった頃で、営巣の真っ最中だったのだろう。櫟や小楢は一斉に芽吹くと、ぐんぐん葉を広げて日に日に林の中は暗くなっていった。令和3年作。

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