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俳句の庭

  • 旱(ひでり)

    7月 23rd, 2023

    夏の間、太平洋高気圧の勢力が強く、まったく雨の降らない日が続くこと。来る日も来る日も雲一つない空。時折乾いた熱風が顔を吹き過ぎる。川は細り池は干上がって、水底に干割れが走る。里芋の葉は日に焼けて茶褐色に萎え、道にはミミズの干からびた死骸。近年は治水が進んで灌漑設備がゆきわたり、旱が凶作の原因になることは減ったが、古くは凶作や飢饉の最大の原因だった。

  • 土用芽

    7月 23rd, 2023

    木々の芽吹きは通常春だが、夏の土用(おおむね7月20日~8月7日)の頃新芽が出ることがある。春からの芽吹きの勢いが、土用の頃まで続く場合や、梅雨時の寒さでいったん阻まれた生長が、土用の頃再び復活して新芽を伸ばす場合などがある。いずれにしても土用芽には、春先の新芽とは別の趣がある。

  • 鮎の川ひと雨過ぎし濁りあり

    7月 23rd, 2023

    鮎は春から初夏にかけて日本全国の川を遡上する。それぞれの川に鮎釣りの解禁日があり、解禁になると多くの釣り客が鮎釣りを楽しむ。鮎は年魚といわれるように、生まれてから1年で生涯を閉じることが多く、解禁の頃の鮎はまだ小振りだ。俳句では鮎は夏の季語。

    掲句は多摩川上流の木道を散策したときの作品。夜から未明にかけて降った雨の名残で、川は水量が多くやや濁っていたが、既に雨雲は去り、まだ太陽は顔を出していないものの絶好の釣り日和になりつつあった。未明から釣り糸を垂らしている何人かの姿が岩陰などに見えた。この句から、夏の明け方の心地よい冷気を感じ取ってもらえれば幸いだ。平成22年作。

  • 女郎花(おみなえし)

    7月 22nd, 2023

    オミナエシ科オミナエシ属の多年草で、秋の七草の一つ。和名の由来は、同属で姿がよく似ている白花の男郎花(おとこえし)に対して、全体にやさしい感じがするところから名付けられたとされる。日当たりのよい山野の草地や林縁に自生するほか、切り花用に栽培されている。晩夏初秋に、茎の上部で分枝して、花茎の先端に黄色い小花を平らな散房状に多数咲かせる。

  • 若竹

    7月 22nd, 2023

    その年に生え出た竹のこと。今年竹ともいう。初夏の頃地面に顔を出した竹の子はぐんぐん生長しながら皮を脱ぎ、盛夏の頃には青々とした竹の姿になる。古竹の中に交じっていても、今年生えた竹の幹は、すぐ見分けがつくほど明るい緑色を漲らせ、節々に白い粉を噴いている。枝葉も色合いが美しく、瑞々しい感じがする。

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