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俳句の庭

  • 星冴ゆ

    12月 18th, 2025

    厳しい寒さの中で、モノや音に透き通ったような、凜とした冷たさを感じることが「冴ゆ」 。「月冴ゆ」「鐘冴ゆ」のようにモノや光、音に付けて使うことが多く、「星冴ゆ」もその一つ。澄み切った冬の夜空に、星の輝きがひときわ強く、冷たく感じられる。「冴ゆ」の傍題。

  • くらがりに牛の乳張る黍の花

    12月 17th, 2025

    黍はイネ科の穀物で、秋に収穫される五穀の一つ。古くから日本で栽培されてきた。丈が高く、夏から秋にかけて花を咲かせる。

    掲句は八ヶ岳東麓の野辺山高原での作品。乳搾り体験や乗馬もできる観光牧場を訪れた。酪舎の暗がりに扇風機が回り、母牛が重たげな身を横たえていた。窓の外の黍畑を吹く爽やかな風とは対照的に、酪舎内には牛の臭いに加え、暑さと暗さが充満していた。平成11年作。『河岸段丘』所収。

  • 烏瓜枯る

    12月 17th, 2025

    「烏瓜(からすうり)」はウリ科の蔓性多年草。本州以南から沖縄までの山野に自生する。晩秋の頃、実が朱色から紅色に熟す。冬、霜が降りる頃になると、葉や蔓は色褪せて力を失い、実も色が抜けて枯色を呈する。

  • 朝日に染まる古巣

    12月 17th, 2025

    クヌギの梢に残っている鴉の古巣が日の出に染まった。古巣は雛を育て終った巣のことで、俳句では春の季語になっているが、よく目につくのは木々が枯れ尽くした冬。

  • 極月(ごくげつ)

    12月 16th, 2025

    陰暦12月の異称でほぼ陽暦の1月の時期に当たるが、陽暦の12月の意にも使われる。 一年のうちで最も寒さが厳しくなる時期であり、来たる新しい年への準備を始める時期でもあり、自然や人々の営みが、一つの区切りを迎える節目の月でもある。

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