石榴(ざくろ)は、西南アジア原産のミソハギ科ザクロ属の落葉高木。平安時代に中国から渡来し、庭木などの観賞用に栽培される。最も古くから栽培された果樹の一つ。仲夏の頃、朱色又は深紅の筒状の六弁花を枝先に咲かせる。丁度梅雨時なので、満目の緑の中で、鮮やかに目に映る。


石榴(ざくろ)は、西南アジア原産のミソハギ科ザクロ属の落葉高木。平安時代に中国から渡来し、庭木などの観賞用に栽培される。最も古くから栽培された果樹の一つ。仲夏の頃、朱色又は深紅の筒状の六弁花を枝先に咲かせる。丁度梅雨時なので、満目の緑の中で、鮮やかに目に映る。


単に「キャベツ」といえば、初夏の季語(「甘藍」の傍題)であり、春のうちに出回る走りのキャベツは「春キャベツ」として区別する。他の季節のキャベツに比べて、みずみずしい黄緑色をしており、柔らかく、葉の巻きがゆるいのが特徴だ。
掲句には、春キャベツを刻みながら、ふと立ち止まって自らの日常を振り返っている趣があろう。「さしあたり」は、先のことは兎も角、今現在は幸せな日々を送れているとの意味合い。今の時間を大切に、丁寧に生きている女性の心情である。中七以下は破調だが、野球でいえば、緩急自在の投球を思わせる。『俳句』2023年5月号。
夏の川は、雨が降り続けば水嵩が増して濁流となって流れ下り、晴れた日が続けば、水量が減って岩や中洲が現れる。また、満目の緑の中の川釣りやキャンプなど、人々に楽しみを与える。天候や時期、場所によって、人に見せる表情が一変するのが、その特徴だ。陰暦五月の梅雨の頃の川は、「五月川(さつきがわ)」として詠むこともある。


「袋掛」は、林檎、梨、桃、枇杷などの栽培で、果実を鳥や病虫害から守り、外観を美しく保つため、紙の袋を掛けること。摘果の後、実の一つ一つに袋を掛けるのは、根気の要る作業だ。
掲句は、山梨県勝沼の葡萄畑での作品。行けども行けども左右は葡萄棚で、棚の奥の方で夫婦らしい二人が黙々と袋掛けをしていた。青々とした葡萄の葉を零れてくる日が、作業をしている人の肩や腰に差して揺らめいていた。平成20年作。『春霙』所収。
梅は、花の後小さな青い実を結び、5~6月にかけてふくらんでくる。やがて黄熟して甘酸っぱい香りを放つ実梅となる。熟す前の青々とした実が「青梅」。梅酒は、まだ固い青梅をホワイトリカーや焼酎に漬け込んで作る。一方、梅干しを作るには、黄ばんだ完熟梅を用いる。梅雨の頃、スーパーの青果売り場に並ぶ青梅は、ひと際目を引く青さだ。
