コンテンツへスキップ
    • HOME
      • POST
      • PROFILE

俳句の庭

  • 闇へみな戻りて行きぬ花今宵 片山由美子

    5月 25th, 2023

    俳句で「花」といえば桜の花のことだが、「花」と桜は同じではなく、桜より豊かな広がりを持つ。雪月花の雪や月と同様、日本人の風雅の心の根幹を形作るものだ。

    掲句は、宴や舞台が果てた後の静寂が感じられる作品。「月今宵」は仲秋の満月の夜のことだが、「花今宵」にも、満開となった桜を夜になっても愛でる花時特有の気分があろう。闇へ戻っていくのは、宴に集まった人たちであり、舞台で演じた役者や観客であり、また、花の精でもある。やや抽象的な句柄ながら、爛漫と咲き盛る花が夜目にも見えるようだ。『俳句』2023年6月号。

  • 軽鳧(かる)の子

    5月 25th, 2023

    軽鴨は、日本全国の河川や湖沼に生息する鴨の一種。日本で見られる鴨のほとんどが渡り鳥で日本では繁殖をしないが、軽鴨は1年中見られ、晩春から夏に産卵する。孵ったばかりの雛は、全身黄褐色の綿羽に覆われていて小さな毬のようだが、少しずつ翼が生え、模様がはっきりしてくる。親の軽鴨が軽鳧の子を沢山引き連れて水面を行き来する様は、いつまでも見ていたい微笑ましい眺めだ。

    上の写真は5月25日、下の写真は6月20日撮影。7羽が3羽に減っている。

  • 百合の蕊獣の鼻のごとく濡れ

    5月 25th, 2023

    百合は、ユリ科の多年生球根草で6~8月頃開花する。固有種の山百合、鉄砲百合などのほか、大陸から渡来した鬼百合など、日本に自生する百合は数多い。その中でも私は特に、山百合の野生と気品を併せ持つような趣に惹かれる。

    掲句は、開花した山百合の雌蕊がとろりとした雫をつけて鈍くひかっているのを眺めていての作品。花の中央にある雌蕊は、いつ来ても生々しく濡れていて、動物めいた逞しさを感じた。平成22年作。

  • ふたり子に双手を与へ夏休み

    5月 24th, 2023

    学校の「夏休み」は、地域による違いはあるが、関東近辺では7月下旬から8月いっぱい。会社でも、夏季休暇として、特別の休暇を認めているところは多い。特に子供にとっては、夏休みを迎える解放感には、格別のものがあるだろう。

    掲句は、町中で見掛けた情景をそのまま句にしたもの。母親が、兄弟らしき2人の子と手をつないで歩いていた。学校が夏休みに入る時期になると、戸外で見掛ける子供の数が急に増えるような気がする。親たちも、子供たちと一緒になって夏の解放感を楽しんでいるのだろう。

  • 鉄線花

    5月 24th, 2023

    中国原産のキンポウゲ科の蔓性植物。蔓が鉄線のようなのでこの名がある。5、6月頃、白や青紫、紫などの花を咲かせる。日本原産の「風車の花」は花弁状の萼片が8枚なのに対して、「鉄線花」は6枚という違いがある。 この2品種とヨーロッパ原産の品種の交配によって、クレマチスと呼ばれる様々な園芸品種が作られている。

    下の写真はクレマチス。

←前ページ
1 … 576 577 578 579 580 … 605
次ページ→

WordPress.com Blog.

 

コメントを読み込み中…
 

    • 登録 開始日
      • 俳句の庭
      • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
      • 俳句の庭
      • 登録 開始日
      • 登録
      • ログイン
      • このコンテンツを報告
      • サイトを Reader で表示
      • 購読管理
      • このバーを折りたたむ