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俳句の庭

  • 萩若葉

    6月 9th, 2023

    匂い立つような新鮮な草木の若葉の中で、萩の若葉も目につくものの一つだ。春に萌え出た萩の芽は日々ほぐれて、初夏の頃柔らかい新葉になる。ほぐれたばかりの葉は、初めは二つに折れているが、開くと瑞々しい緑色を呈する。なお、萩はマメ科ハギ属の落葉低木。秋の七草の一つで、花期は晩夏から秋。

  • 苺(いちご)

    6月 8th, 2023

    バラ科多年草のオランダイチゴ(セイヨウイチゴ)。広義には、木苺や蛇苺を含めて「苺」と称することもあるが、これらは、季題として別に立てられている。オランダイチゴは幕末に西洋から移入され、明治の末期に本格的な栽培が始まった。春、白い五弁の花が咲き、実をつけ、初夏に紅熟する。今では、温室栽培の普及にともない、秋から翌年春まで店頭に並ぶようになっており、季節感を感じにくくなっているが、俳句では初夏の季語。

  • 昏睡の覚めざるしだれざくらかな 飯野きよ子

    6月 8th, 2023

    枝垂桜の開花は、ソメイヨシノと大体同じ3月下旬から4月頃。葉に先だって細く垂れた枝に淡紅色の花をつける。樹齢600年の秩父清雲寺の枝垂桜のように大木になると、花の盛りは見ごたえがある。

    掲句は、他の同時発表句から、夫君の入院・手術に際しての作品と分かるが、一句を単独で読んでも、爛漫と咲き盛る「しだれざくら」の花明かりの中で、昏睡から覚めない人のただならぬ病状が浮かび上がってくる作品だ。昏睡状態にあった人がその後どうなったのかという現実の時の流れとは関わりなく、作中の人は永久に昏々と眠り続け、枝垂桜は咲き続ける。『俳句』2023年6月号。

     

  • 病葉(わくらば)

    6月 8th, 2023

    夏、満目の青葉の中に、褐色や黄色に変色した葉を見ることがある。病気や虫に蝕まれたり、強い日差しに傷んだりして、秋になる前に落葉する。木陰に落ちている病葉を拾うこともある。

    下の写真は、公園で見掛けた栃の病葉。

  • 孕み牛蠅取リボン垂れてをり

    6月 8th, 2023

    蠅叩、蠅捕紙、蠅捕リボン、蠅捕瓶などの蠅を捕まえる器具や道具類は、いずれも夏の季語。蠅が人間の生活圏で目につかなくなるにしたがい、以前身近にあったこれらの諸道具も姿を消した。だが、厩や牛舎では、これらの諸道具はまだまだ活躍している。

    掲句は、牧場の酪舎を覗いたときの作品。昼なお暗い酪舎の中には、出産をひかえた牝牛の暑苦しい息が充満しているように思えた。大儀そうに腹這う牛の顔や尻尾に、無数の虻や蠅がたかっていた。暗がりに蠅取リボンが垂れていた。平成22年作。

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