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俳句の庭

  • 白鳥の喉しんじつはずきずきす 瀬戸優理子

    2月 12th, 2024

    「白鳥」はカモ科の水鳥。日本で越冬する白鳥は、オオハクチョウとコハクチョウの二種類。いずれもロシアのツンドラ地帯等で繁殖し、日本の北海道や本州の一部地域で越冬する。

    掲句は白鳥の美しい姿ではなく、クワッ、クワッと鳴き声を発する喉に焦点を当てた作品。通常目に映るのは白鳥の優美な外面の姿だが、掲句からは、白鳥の喉のグロテスクな映像が自ずから思い浮かぶ。この句は、「白鳥の喉」の後に切れがあるものとして読みたい。したがって、「しんじつはずきずきす」との措辞は、白鳥のことを言ったものではなく、この世の真実一般のもつ心象的な痛みを表現しようとしたものだ。「ずきずきす」には、これまで半生を生きてきた実感が込められているようだ。『文藝春秋』2024年3月号。

  • 春の雲

    2月 12th, 2024

    春の空に浮かぶ雲をいう。春は気圧の谷や低気圧が次々と通過するため、雲が発生しやすい。あわあわとした雲や青空にぽっかりと浮ぶ雲など。名称でいえば、高層雲、積雲、巻雲などが春の代表的な雲。

  • 春暁(しゅんぎょう)

    2月 12th, 2024

    春の夜明けの、東の空が白みかける頃の意。「春暁」の傍題には「春曙(はるあけぼの)」「春の夜明」などがあるが、暁(あかつき)は曙(あけぼの)より早い時間帯を指す。暁は夜に続く、まだ暗い暁闇を意味するのに対し、曙は夜がほのぼのと明けはじめ、次第に物が見分けられるようになる刻限のこと。

  • 斑雪(はだれ)

    2月 10th, 2024

    野や山に降り積もった雪が消え残りまだらになった状態。春の雪は融けやすいが、地形などにより、すぐ融けるところとしばらく融けずに残るところができてまだら模様になる。

  • 霜除(しもよけ)

    2月 10th, 2024

    庭木や草花、果樹、野菜に施す覆い。フェニックスのように幹一本ごとに菰で包んで縄を巻くもの、牡丹のように円錐形の覆いをするもの、茶畑のように寒冷紗をかけるものなどがある。

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