接骨木(にわとこ)はガマズミ科の落葉低木で、東北から九州までの山野に自生する。3月頃芽吹き、新芽から小枝を出す。晩春の頃、枝先に白色の小花を円錐状に多数つける。「接骨木の花」は春の季語だが、それに先立つ芽立ちの瑞々しい色合いも捨てがたい。

接骨木(にわとこ)はガマズミ科の落葉低木で、東北から九州までの山野に自生する。3月頃芽吹き、新芽から小枝を出す。晩春の頃、枝先に白色の小花を円錐状に多数つける。「接骨木の花」は春の季語だが、それに先立つ芽立ちの瑞々しい色合いも捨てがたい。

春先の萌え出たばかりの広葉樹林。一般的に雑木林と呼ばれているように、様々な樹種が混在しており、それら樹種ごとに芽吹きの色は黄、黄緑、赤緑、浅緑などと多彩。若芽には昆虫が群がり、それらを鳥たちが食べ子育てを行うために、活気に溢れた森となる。比較的新しい季語。

咲き盛る花の下や傍らに花見の宴席を設けるために用いる筵のこと。宴席そのものをもいう。また、花の散り敷いたさまを筵に見立てていう場合もある。「花見」の関連季語。

「雨水」は二十四節気のひとつ。立春の後15日で、2月20日頃。降る雪が雨へと変わり、山に積もった雪もゆっくりと解け出して田畑を潤す。草木の芽生えが始まり農耕の備えを始める目安でもある。
掲句は「雨水」の夜、自らの指先の瑞々しさに季節の推移を感じ取っての作品。「雨水」といっても相変わらず朝晩の寒さは厳しく、季節の歩みはごくゆっくりなのだが、夜、ふと目をとめた指先に、冬の頃とは違う潤いを感じたのだ。「雨水とて」の上五が、日常の一日一日を丁寧に過ごそうとする作者の心ばえが見える。『俳句』2025年4月号。
桜の咲く頃の意。桜に限らず、春の花の咲く頃を総称していうこともある。春に咲く花は数多いが、花といえば、日本の詩歌、特に俳句においては、桜をさす。「桜時」「花のころ」ともいう。
