年の始めに神社等にお詣りして、一年の息災を祈願すること。初詣が習慣化したのは明治中期以降。地元の氏神に詣でるのが一般的だが、氏神や恵方とは関係なく、有名な社寺に参詣することも行われる。

元旦の日の出のこと。初日の出ともいう。人々は古くから山や海からの御来光を拝み、その年の幸福と平和を祈った。初日を拝むために、海辺や高地などへ赴く風習は今も昔も変わらない。

年の初め。年の始、あらたまの年、年明く、年立つ、年頭、初年などさまざまな言い方がある。旧暦の年の始めは、二十四節気の「立春」の頃に当たったので、寿いで「初春」と呼んだ。新暦に変わって真冬に正月を迎えるようになっても、旧暦時代の名残から年の始を「初春」という。
