新しい年の始まりとともに、それぞれの家々を訪れる神様。年神は、穀物の神や祖先の霊の集合体と考えられており、陰陽道では、歳徳神(としとくじん)とも呼ばれる。その年の恵方(えほう)に棚を吊り(恵方棚)、注連縄や鏡餅などを供えて迎え入れる。鏡餅は年神が宿る場所とされる。年神への供え物をさげて家中で食べることが「年卸(としおろし)」。

新しい年の始まりとともに、それぞれの家々を訪れる神様。年神は、穀物の神や祖先の霊の集合体と考えられており、陰陽道では、歳徳神(としとくじん)とも呼ばれる。その年の恵方(えほう)に棚を吊り(恵方棚)、注連縄や鏡餅などを供えて迎え入れる。鏡餅は年神が宿る場所とされる。年神への供え物をさげて家中で食べることが「年卸(としおろし)」。

白い丸餅に小豆色の菱餅を重ね、甘煮にしたごぼうと白味噌餡をのせて二つに折った和菓子。「花弁餅」とも表記する。明治時代以降、裏千家の初釜で使われるようになり、新年の代表的な菓子として広まった。平安時代の歯固の儀式に由来し、長寿を願う宮中の新年のお祝い料理が簡略化されたもので、宮中のお節料理の一つであった。なお、長寿を願って正月に固いものを食べる風習である「歯固(はがため)」も新年の季語。

新年になって初めて目にする景色のこと。年が改まった清々しい空気の中で、普段見慣れた風景も特別なものに感じられる。自然の風景だけでなく、家の周りや街角、人々の姿も含まれる。「初」という語には、新たな年への希望が込められている。

新年になって初めて武道や舞踊・生花・茶の湯・謡曲などの遊芸の稽古を始めること。「初稽古」ともいい、より具体的に「吹初(ふきぞめ)」、「吹始」「弾初(ひきぞめ)」「初弾」「琴始」「舞初」「初鼓」「鼓始」「打初」「初謡(はつうたい)」「謡初(うたいぞめ)」「松謡(まつうたい)」「生初(いけぞめ)」などともいう。年頭に家元などの許に門弟が集い、その年の稽古が始まる。

初詣の際寺社で分かたれる厄除けの弓や矢。宮中で正月に行われていた弓の儀式「射礼」に由来するという。元々、縄で作った輪を射る子供の遊びがあり、輪を「はま」、弓を「はま弓」、矢を「はま矢」と言った。後に、「はま」が「破魔」に通じるとして、前年に生まれた男児の健やかな成長を祈ってその弓矢を初正月に贈答するようになった。今は正月の厄除けの縁起物として神社で買い求め、お守りとして家内に飾る。
