始まったばかりの年のこと。年の始め。新年。枕詞「あらたまの」が「年」にかかることから、「あらたま」だけで「あらたまの年」(年の始め)の意に用いる。歳時記には「新年」の傍題として出ている。

始まったばかりの年のこと。年の始め。新年。枕詞「あらたまの」が「年」にかかることから、「あらたま」だけで「あらたまの年」(年の始め)の意に用いる。歳時記には「新年」の傍題として出ている。

一月二日のこと。現在では元日から開店する店も多いが、以前は二日が仕事始めの吉日とされ、初荷、初湯、掃初、書初などが行事として行われてきた。元日ひっそりしていた街全体が、特に商店街が活気づいてくる。家族とゆっくり過ごす元日に対し、世の中が動き始める日。

新年の天地に満ちる清らかで厳かな気配のこと。めでたい気配が四方に漂う新春らしい気分を言う。新しい年を迎え、見馴れ聞き慣れた日常の風景の中にもどことなく瑞祥の気が感じられる。

「初売」(新年)の傍題。「初売」は新年初めての商いのことで、昔は元日は休んだが、今は元日の午前中から開店する店が多い。百貨店などではこの一年の繁盛を願い、「福袋」などを用意して客を呼び込む。年始の風物詩となっている。

イセエビ科の甲殻類。日本近海でとれる海老のなかでは最も大きく、特に伊勢湾で多く捕れる。漁は主に冬季に刺し網で行われる。 雄渾な姿で、茹でると真っ赤になるので、縁起ものとして正月の蓬莱飾り、鏡餅や御節料理に用いられる。「飾海老」は鏡餅や蓬莱飾りに添えて飾る海老のことで「伊勢海老」と同様新年の季語。
