「煤掃(すすはき)」は、正月を迎えるために家中の煤や埃を払う年末の行事。単に掃除するだけでなく、年神様を迎える神聖な意味合いがある。12月13日(正月事始め)に行われることが多い。「煤払(すすはらい)」ともいう。
掲句は、年末の大掃除の後のすっきりと澄んだ身辺を詠んだもの。庭先から家の南側の窓ガラスを拭いた後、窓に差し込む日差しが澄みを加えたように感じられた。「日向」「日陰」と畳み掛けて、家の内外の清々しさを表した。『郭公』井上主宰には、「煤掃のあとのしんとした静けさが伝わってくる。」と鑑賞していただいた。令和7年作。