冬の間は凍てつき、干上がっていたが、春の雪解けや降水にともない水量が増した池のこと。水面に暖かな日差しが注ぎ、水草が葉を浮かべ、水辺や水中で生き物たちの活動が始まる。流動的な水そのものに焦点を当てる場合は、「春の水」という。

冬の間は凍てつき、干上がっていたが、春の雪解けや降水にともない水量が増した池のこと。水面に暖かな日差しが注ぎ、水草が葉を浮かべ、水辺や水中で生き物たちの活動が始まる。流動的な水そのものに焦点を当てる場合は、「春の水」という。

モクレン科の落葉高木。3月頃、葉が出る前に白い肉厚の花を空に向けて咲かせる。「はくれん」ともいう。「木蓮」の傍題。なお、単に「木蓮」と言えば、通常は紫色の「紫木蓮(しもくれん)」を指すことが多い。「紫木蓮」は同じモクレン科の落葉小高木で、花期は「白木蓮」より少し遅い。

春に吹く烈風・強風のこと。春は、冬型の西高東低の気圧配置がくずれ、東海上に抜ける低気圧にともない南寄りの風が吹く。時には嵐のように吹き荒れ、梅や桜を散らすこともある。暖かい日中に土埃を巻き上げ、雨をともなうこともある。春の訪れとともに吹く「春一番」も「春疾風」の一種で、何度もこのような強風が吹くことで、次第に暖かくなり春本番を迎える。

キントキダイ科の海水魚。全身が鮮やかな紅色で、大きな目が特徴。その赤い姿が坂田金時(金太郎)の赤い肌を連想させることから、この名があるとされる。脂がのって美味になる冬が旬。なお、姿や色が似ている「金目鯛」は冬の季語だが、「金時鯛」の方は歳時記に掲載されていない。一般に馴染みがないためだろうか。

「小春」は陰暦10の異称。現行の新暦では11月~12月上旬頃に当たる。まだ本格的な冬とはならず暖かい日和が春先の陽気を思わせる。本格的な寒さに向かう時期の束の間の温かさに、心も体も一息つく。
掲句は自宅にいて、朝から昼にかけての時間の推移の中で「小春」を実感しての作品。隣家の屋根を越えた日差しが庭にゆきわたる頃、目白が来てひそひそと声をこぼしながら何かを啄んでいた。目白が去った後、今度は鵯(ひよ)が来て自らを主張するように喧しい声で鳴いた。それぞれ、このエリアを縄張りにしている鳥たちだ。代わる代わる庭先に来る鳥たちの声に、穏やかな「小春」の一日が動き始めるのを感じた。令和7年作。