家、山林などが焼けること。冬は空気が乾燥し強風の日が多く、また防寒のためにストーブや炬燵等火気を使うので火事が多くなる。江戸時代には「火事と喧嘩は江戸の華」と言われたが、冬の季語として定着したのは明治時代以降。

家、山林などが焼けること。冬は空気が乾燥し強風の日が多く、また防寒のためにストーブや炬燵等火気を使うので火事が多くなる。江戸時代には「火事と喧嘩は江戸の華」と言われたが、冬の季語として定着したのは明治時代以降。


朝、空き地の枯葎(かれむぐら)の蔓の間に月が残っていた。枯葎は、夏に生い茂っていた蔓草の類が、冬になりすっかり枯れ果てた様をいう。立春を過ぎても、しばらくは荒涼とした景のままである。
春の夕日がなかなか沈まず、夕暮れ時が永くなること。冬の短い日中とは異なり、太陽が傾くのが遅く、のどかでゆったりとした時間が流れる。「遅日(ちじつ)」の傍題。なお、実際に最も日暮れが遅くなるのは夏至(げし)の頃。

「雲雀東風(ひばりこち)」は雲雀(ひばり)が空高く舞い上がって鳴く頃に吹く東風(こち)のこと。太平洋から大陸へ吹く東風は春を告げる風であり、その時期に咲く花や動物の名を冠して「梅東風(うめごち)」「桜東風(さくらごち)」などともいう。
掲句は、野辺山高原のとある牧場風景。広いエリアに放し飼いされた牛たちが、ひと夏をのびのびと過ごしていた。親牛たちは草を食むのに余念なく、その傍らで、角が生える前の仔牛たちが頭を突き合わせてじゃれ合っていた。人と同様、仔牛にも遊び盛りの時期があるのだろう。平成20年作。『春霙』所収。
まだ寒さが残る中でかすかな春の訪れを感じる時期。おおむね立春以降2月末頃までをいう。手元の歳時記には「早春」の傍題として出ている。改まった手紙などよりも日常会話や気象用語で比較的よく使われる言葉。
