新年になって初めて使う、又は目にする暦(こよみ)。新しい年が始まることへの期待や希望が込められている。真っ白な暦の余白や新しい日付を見ることで、新年の始まりを意識する。

新年になって初めて使う、又は目にする暦(こよみ)。新しい年が始まることへの期待や希望が込められている。真っ白な暦の余白や新しい日付を見ることで、新年の始まりを意識する。

冬の夜空に輝く牡牛座の散開星団。「寒昴」「羽子板星」などともいう。晴れた夜なら、肉眼でも5~7個の星の集まりとして見ることができる。「すばる」はもともと集まって一つになるという意味であり、また、「統べる(すべる)」いう言葉に由来するとも言われる。『枕草子』でも「星は昴・・・」と書いているように、古くから日本人に親しまれてきた星である。
下の写真は、1月中旬の午後8時過ぎの夜空。アルデバランの右に、微かに星がぎゅっと集まったように見えるのが「すばる」(写真のほぼ中央)。

「寒明(かんあけ)」は節分までの約30日間の「寒」が終わり、暦の上で春を迎えること。冬の厳しい寒さがしばらく残るとはいえ、春が始まることへの期待感、安堵感が感じられる言葉。過ぎ去った寒さへの感慨も込められている。
掲句は「寒明」に、高い樹の樹上に鳥の声を聞いたという。作者同様、鳥たちも春の到来を喜び、安堵の声を発しているのだ。「高き」のリフレインが効果を上げている。『俳壇』2026年2月号。

1月15日の日の出。夜間の放射冷却による冷え込みで、茶畑には霜が降りていた。日脚が伸びて日暮れは遅くなったが、朝方の日の出は相変わらず遅い。調べてみると、埼玉県の日の出の時間は6時51分で元日と変わらず、日の入の時間は元日より10数分遅くなっていた。しばらく厳しい寒さが続く。
冬の夕暮れ。日没とともに刻々と冷え、早い時間から街中や家々の明かりが冴え冴えと灯る。刺すような寒さの中を人々が帰宅を急ぐ。「冬の暮」と同様の意味だが、「寒暮」には、言葉の響きから、一層寒さが強調された語感がある。
