水の凝固点である摂氏零度以下の温度のこと。零下。冬の寒さの厳しさを表す言葉の一つ。特に大寒の時期には、「氷点下」に達する地域が多く見られる。「氷」の傍題。

水の凝固点である摂氏零度以下の温度のこと。零下。冬の寒さの厳しさを表す言葉の一つ。特に大寒の時期には、「氷点下」に達する地域が多く見られる。「氷」の傍題。

「梅探る」「探梅(たんばい)」は、早咲きの梅を求めて寒い季節に山や野原を歩き回ること。春の兆しを求めて、冬の終わりに、ひっそりと咲き始める梅の花を見つけ出そうと山野に入る。
掲句はまだ冬枯れの山野を、一輪二輪咲き始める梅を求めて歩き回っている情景。辺りは満目の冬景色で、木々を揺らして頭上を吹き過ぎる風は相変わらず荒々しい。「尖りたる風」は、この時季の風の感触そのもの。冬の最中に梅を探るのは、春を待つ心の表れでもあろう。『俳句四季』2026年2月号。

川越喜多院の五百羅漢。その中の一体の羅漢の抱える大きな徳利に、冬の薄ら日が届いていた。羅漢(阿羅漢)は、悟りを開いた人であり、仏教の究極の心理に達し得た方々のことだが、ここの羅漢たちは、喜怒哀楽の表情があけすけに表れており、人間界そのままだ。
その冬初めての強い寒さに見舞われ、本格的な冬が到来すること。「寒波」の傍題。「寒波」は、冬、シベリア方面から波の様に周期的に寒気団が来ることで、気温 もぐっと下がり厳しい寒さに見舞われる。その冬になって初めて到来する強い「寒波」が、すなわち「冬一番」。

「ショール」は防寒やファッションのための女性用の衣類で、肩にかけて用いる。材質は絹・羊毛などが一般的。春先の寒さをしのぐための薄手のショールが「春ショール」(春季)。
掲句は、外出した先で、乱れたショールを掛け直したとき、振り仰ぐと大空に鳶が輪を描いていたとの句意。身だしなみに気を配りながらも、自らの身辺から視線を離して「鳶の輪」を仰ぐところに、春を待つ心が覗く。蛇足だが、近ごろは「ショール」をしている女性をとんと見掛けなくなった。『俳句四季』2026年2月号。