「蛇笏忌」は10月3日。福田甲子雄に〈邂逅や十月三日の句碑の前〉という句があったが、かつて「雲母」の会員であった人間にとって、蛇笏忌は、数多い忌日の中でも特別な日である。
掲句は昨年(令和7年)の満月が10月6日だったことを踏まえての作品。単に事実を直叙しただけの句だが、偶然を必然に変えるのが詩の力だとも思っている。飯田蛇笏の句風や人となりへの敬慕の思いが、「月円か」に表れていれば幸いだ。令和7年作。
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