落葉高木である欅(けやき)が葉を落とし、冬枯れの姿になること。一般に馴染みがあり名の知れた木が冬枯れする様を包括的に「名の木枯る」(冬季)というが、より情景を鮮明にするため、「桜枯る」「銀杏枯る」「葡萄枯る」「欅枯る」などと具体的な木の名前を入れて詠むことが多い。

落葉高木である欅(けやき)が葉を落とし、冬枯れの姿になること。一般に馴染みがあり名の知れた木が冬枯れする様を包括的に「名の木枯る」(冬季)というが、より情景を鮮明にするため、「桜枯る」「銀杏枯る」「葡萄枯る」「欅枯る」などと具体的な木の名前を入れて詠むことが多い。

シジュウカラ科の鳥類。全国的に留鳥として生息する。産卵期は4~7月で、営巣は樹洞や巣箱を利用することが多い。夏の繁殖期にツツピーという鳴き声を耳にし、また、その姿を見ることが多いので夏の季語になっているが、群れで里に下りてきて人目につきやすい秋季に分類している歳時記もある。
下の写真は1月の下旬に枯木に止まって縄張り宣言をしていた四十雀。白い腹にネクタイのような黒い模様がある。

「葱」はユリ科ネギ属の多年草。中国原産とされ、古い時代に日本へ導入された。独特の香があり、汁もの、鍋物、薬味など用途が多い。多くの品種があり、深谷葱もその一つ。
掲句は過去を回想しての作品。1999年に父が亡くなった後、父の生家の義理の伯母から、しばらくの間お歳暮に毎年ネギが届いた。箱詰で送られてきたそのネギは、玄関の三和土に置かれて強烈な香を放った。その香を嗅ぐたびに、父の故郷に思いを馳せた。父が生まれ育ったのは埼玉県旧大里村(現在熊谷市)で、生家の周りは一面の稲田だが、近隣は深谷葱の産地でもあった。令和7年作。

1月29日、近くの公園の胸像の傍らに咲いていた梅。立春の前なので、俳句では「早梅」ということになる。ただ、身辺の梅の多くが1月中に咲き出しており、ここの梅だけが早咲きという印象はない。地球温暖化が、梅全般の開花時期に影響しているのかも知れない。
西アジア・地中海沿岸地域原産のキンポウゲ科の多年草。和名は「花金鳳花」。明治時代に日本に渡来した。花期は12月〜4月頃と長いが、最も種類や色が揃うのは2~3月。華やかで絹のような花弁が春の訪れを感じさせる。手元の歳時記には掲載されていないが、「金鳳花(きんぽうげ)」と同様春の季語として詠むことはできるだろう。
