「烏瓜(からすうり)」はウリ科の蔓性多年草。本州以南から沖縄までの山野に自生する。晩秋の頃、実が朱色から紅色に熟す。冬、霜が降りる頃になると、葉や蔓は色褪せて力を失い、実も色が抜けて枯色を呈する。

「烏瓜(からすうり)」はウリ科の蔓性多年草。本州以南から沖縄までの山野に自生する。晩秋の頃、実が朱色から紅色に熟す。冬、霜が降りる頃になると、葉や蔓は色褪せて力を失い、実も色が抜けて枯色を呈する。


クヌギの梢に残っている鴉の古巣が日の出に染まった。古巣は雛を育て終った巣のことで、俳句では春の季語になっているが、よく目につくのは木々が枯れ尽くした冬。
陰暦12月の異称でほぼ陽暦の1月の時期に当たるが、陽暦の12月の意にも使われる。 一年のうちで最も寒さが厳しくなる時期であり、来たる新しい年への準備を始める時期でもあり、自然や人々の営みが、一つの区切りを迎える節目の月でもある。


近くの神社の朴の木が葉を落として冬芽が目に立つようになった。朴はモクレン科ホオノキ属の落葉高木で、大きな落葉が特徴的だが、落葉した後あらわになる冬芽も味わいがある。尖って堅い先端が和らいでくるのは、当分先のこと。
冬に葉が落ちて幹と枝だけになった木のこと。「枯木」と同様の意味だが、「裸」には、それまで纏っていた葉をすべて落として、枝や幹が露わになる意味合いがあり、「枯木」とは異なった印象を与える。
