「鶯(うぐいす)」はスズメ目ウグイス科ウグイス属の留鳥。全国の山地の明るい笹藪などに生息する。春先は覚束なかった鳴き声も、春が深まるにつれて美しくなる。
掲句は高嶺が新雪を被った朝の情景を詠んだもの。晩春初夏の頃、山麓や山腹に雨が降ると、山頂辺りが雪になることはよくあることだが、その朝雨上がりに戸外に出たときも、赤岳などの八ヶ岳連峰は目の覚めるような新雪を被り、折りからの日の出を受けて朱鷺色(ときいろ)に染まっていた。昨日までの残雪に、さらに雪が降り重なったことが遠見にも分かった。令和7年作。
「鶯(うぐいす)」はスズメ目ウグイス科ウグイス属の留鳥。全国の山地の明るい笹藪などに生息する。春先は覚束なかった鳴き声も、春が深まるにつれて美しくなる。
掲句は高嶺が新雪を被った朝の情景を詠んだもの。晩春初夏の頃、山麓や山腹に雨が降ると、山頂辺りが雪になることはよくあることだが、その朝雨上がりに戸外に出たときも、赤岳などの八ヶ岳連峰は目の覚めるような新雪を被り、折りからの日の出を受けて朱鷺色(ときいろ)に染まっていた。昨日までの残雪に、さらに雪が降り重なったことが遠見にも分かった。令和7年作。
「オリーブ」は西アジア・地中海原産のモクセイ科の常緑小高木。日本へは明治時代に渡来し、気候が温暖な小豆島などで栽培されている。初夏に花をつけ、その後青い実を結ぶ。紫黒色に熟した実からオリーブ油を搾るほか、塩漬けにして洋風料理に用いられる。

オトシブミ科の昆虫の総称。栗、橡,欅、楢などの広葉樹の葉を巻いてその中に卵を産みつけ、枝先にぶら下がったり、それが地上に落ちていたりする。筒状の形が巻き手紙に似ていることから、この名がある。
下の写真はタバコスズメガの幼虫が葉を巻いて蛹になろうとしているところ。形状は似ているが、厳密にいえば「落し文」ではない。

今年(令和7年)6月下旬から7月初めにかけて、プロヴァンス地方やコート・ダジュールに点在するいくつかの鷹の巣村を訪れた。ルシヨンもその中の一つ。近くのモン・ルージュ(赤い山の意)から産出されるオークルと呼ばれる天然顔料が民家の壁や屋根などに使われ、その赤い色調の村全体が、強烈な夏の日差しの下、灼け静まってみえた。
因みに鷹の巣村というのは、崖、丘などの高台に築かれた村落のことで、海賊や侵略者から身を守るために、高台に住宅が密集して建てられているのが特徴。その起源は10~14世紀に遡るという。
ルシヨンは人口千人余り。小一時間歩けば村内の大方は巡ることができ、ところどころにアトリエやギャラリー、陶芸工房、民芸店、レストランなどがあった。家々の壁には葡萄や定家葛の蔓が這い、片蔭に沿って歩き回っていると、頭上で教会の鐘塔が3時を打った。
ルシヨンの村落が形成されたのは10~12世紀。その後幾多の変遷を経て、20世紀初頭まで、オークルの採掘、精製等が盛んだったという。オークルの採掘等が衰退するとともに村は衰退して住民は離散し、一時は廃墟の状態だったが、今は観光や芸術の村として蘇った。村の景観に魅力を感じた芸術家たちの移住や公的な補助を利用した建物の修復・保存など様々な取り組みが行われてきたと聞くが、そこには、古いものを今に生かすヒントが詰まっているようだ。
石組みを石灰モルタルなどで塗り固めた築数百年の家の住み心地はどんなだろう。一軒のギャラリーに入ってみると、意外とひんやりしていた。分厚い壁が強烈な夏の日差しを遮ってくれているのだ。中世の面影をとどめるこれらの家々は、メンテナンスをすれば半永久的に住めるのだという。ギャラリー内の暗さに目が慣れて、壁やテーブルに展示されている絵画や陶器を見て回りながら、築30年程度で取り壊される日本の木造住宅を思い浮かべた。日本には、古きものを現代に生かす努力が足りないのではないだろうか。木の文化と石の文化の違い、気候や風土、国民性の違いと言ってしまえばそれまでなのだが・・・。
ルシヨンを訪れている間、底抜けに碧い空にはヨーロッパアマツバメが群がり飛んでいた。一見、日本で見かける普通の燕に似ているが、ブーメランの形をした長い翼と金属的な鋭い鳴き声が特徴的な鳥だ。鷹の巣村の崖や石垣の隙間などで集団営巣しているのだろう。


「仙人掌(さぼてん)」は、中南米原産のサボテン科の多年草。「覇王樹」とも表記する。乾燥した暖地などに自生するほか、観賞用として主に鉢植え栽培が行われる。晩夏の頃色とりどりの花をつけ、開花後は、洋ナシ形の果実が生る。
