「別れ雪」は春を迎えて、その年の雪の降り納めのこと。旧暦2月15日頃に降ることが多いことから「涅槃雪」ともいい、その他「忘れ雪」「名残の雪」などの言い方もある。
掲句は降り納めの雪を熱いと感受した作者の驚きが表出されている作品。本来冷たいものである雪が頬に触れたとき、それを熱いと感じたのは、作者の内なる命の充実の故だろう。いよいよ本格的な春に向かってゆく期待感に、今年の雪の名残を惜しむ思いが交錯する。『俳句』2025年7月号。
「別れ雪」は春を迎えて、その年の雪の降り納めのこと。旧暦2月15日頃に降ることが多いことから「涅槃雪」ともいい、その他「忘れ雪」「名残の雪」などの言い方もある。
掲句は降り納めの雪を熱いと感受した作者の驚きが表出されている作品。本来冷たいものである雪が頬に触れたとき、それを熱いと感じたのは、作者の内なる命の充実の故だろう。いよいよ本格的な春に向かってゆく期待感に、今年の雪の名残を惜しむ思いが交錯する。『俳句』2025年7月号。
「涼し」は夏の暑さの中で思いがけず覚える涼しさのこと。水辺や木陰で肌に感じる涼しさもあれば、目や耳で感受する涼味もある。秋になってから感受する本格的な涼しさは「新涼」、「初涼」といい区別する。
掲句は胸元に吊る「ペアリング」から涼しさを感受しての作品。「ペアリング」は恋人同士がペアで身につけるお揃いの指輪のことだが、ときにはネックレスにして胸元に吊ることもある。この句の対象は作者の家族や知己であっても、通りすがりに見かけた光景であってもいいが、その光景から涼しさを感受したところには、「ペアリング」をしているカップルに対する仄かな祝意もあるようだ。『俳壇』2025年7月号。
三角の帆に風をはらんで進む小型の西洋式帆船。大洋を巡航するための大型のものもある。夏のレジャーの一つで、スポーツ競技としてオリンピックの正式種目にもなっている。
