「芙蓉(ふよう)」(秋季)がアオイ科の落葉低木であるのに対し、「アメリカ芙蓉」は北アメリカ原産のアオイ科の多年草。別名「草芙蓉」。冬に地上部分が無くなった後、春、再び地上に芽吹き、分枝してこんもりとした姿になる。晩夏から初秋にかけて、赤、ピンク、白色の花を次々に咲かせる。

「芙蓉(ふよう)」(秋季)がアオイ科の落葉低木であるのに対し、「アメリカ芙蓉」は北アメリカ原産のアオイ科の多年草。別名「草芙蓉」。冬に地上部分が無くなった後、春、再び地上に芽吹き、分枝してこんもりとした姿になる。晩夏から初秋にかけて、赤、ピンク、白色の花を次々に咲かせる。

熱帯アメリカ原産のナス科の常緑広葉樹の低木。明治時代末期に日本に渡来し、観賞用に栽培される。初夏から晩夏にかけて芳香のある漏斗状の五弁花が開く。咲き始めは濃い紫色だが、徐々に色が薄れ、2日ほどで白色になる。「匂蕃茉莉」の和名は、匂(香り)があり、蕃(外国)からの、茉莉(ジャスミン類)の意味だが、モクセイ科の「ジャスミン」や「茉莉花」とは全く別種。なお、歳時記には掲載されていない。

「入梅」は梅雨に入ること。暦の上では太陽の黄経が80度に達した日で、立春から127日目の6月11日頃にあたる。以後30日間ほどが梅雨。
掲句は近くの公園内の樹木を詠んだ作品。新緑の時季を過ぎると、一時は眩い光に満ちていた木々は日を追うて暗さを増してくる。新緑の鮮やかさに目を奪われたのはほんの一時で、木々は茂るとともに、奥の方に闇をため込んでいるような趣になる。梅雨に入る頃、「樫」と「椎」の闇はいずれ劣らぬ深さとなる。平成26年作。
「野蒜(のびる)」はユリ科の多年草。全国の山野、土手、田畑の畔等に自生する。初夏の頃、細長い葉にかこまれた中に茎が直立し、頂に白又は淡紅色の花をつける。春に地下球(鱗茎)を掘り取って食べるので、単に「野蒜」といえば春の季語。


夏の山野をおおう草木の満目の緑をいう。「茂」よりも広範囲な情景である。王安石の「万緑叢中紅一点、動人春色 不須多」という詩の中の「万緑」を用いて、中村草田男が〈万緑の中や吾子の歯生え初むる〉と詠んでから、この言葉が多くの共感をよび、季語として定着するようになった。この漢語のもつ力強さには、自然讃仰の響きがある。
