羊蹄(ぎしぎし)はタデ科の大形多年草。各地の山野や湿地、道端等に自生する。夏に淡緑色の小花を輪生、総状、又は円錐花序につける。実のなった枝を振るとぎしぎしと鳴ることからこの名があるという。

羊蹄(ぎしぎし)はタデ科の大形多年草。各地の山野や湿地、道端等に自生する。夏に淡緑色の小花を輪生、総状、又は円錐花序につける。実のなった枝を振るとぎしぎしと鳴ることからこの名があるという。

桜の花は盛りを過ぎると一斉に散りはじめる。花吹雪(はなふぶき)は、吹雪のように花びらが舞い散ること。
掲句は桜が散る中で、水兵・歩兵だった頃の「敏夫」「鬼房」の面影を追っているとの句意。三橋敏夫は戦時中に召集を受け、横須賀海兵団に入団した。佐藤鬼房も徴兵により入隊し、中国、南方に転戦した。両氏の戦後の句は、この戦争経験抜きには語れない。作者の両俳人に対する追慕の思いを、「ちるさくら」との仮名書きがやわらかく包む。『俳壇』2025年6月号。
頭足類の軟体動物。マダコをはじめ種類が多い。昼間は沿岸の岩礁の隙間などに潜んでいて、夜に活動する。産卵期は春から夏。漁獲方法は、たこ壷を海底に沈めておいてタコがその中に潜んだところを引き上げるたこ壺漁のほか、釣鈎で引っ掛けたり、ヤスで突いたりして捕らえる。刺身、酢の物、タコ飯などにして食す。

「泰山木(たいさんぼく)」は明治初期に米国より渡来したモクレン科の常緑高木。白木蓮に似た純白の大きな花を初夏に咲かせる。
掲句は胸像の真上に高々と咲いた泰山木の花を詠んだ作品。強い芳香が辺りを包んでいた。その時〈ロダンの首泰山木は花得たり 源義〉の句が脳裡にあったことは否定できない。あれこれ小細工をするのではなく、泰山木のように単純で線の太い句を詠もうと心掛けた。平成29年作。