「烏瓜(からすうり}はウリ科の多年草で、山野に自生する。夏に白いレースのような 花を咲かせた後、秋に卵形の実をつける。晩秋の頃赤や黄に色づく。
掲句は、人の手から渡された「からす瓜」に日の匂いがしたという。内容は至って単明だが、「からす瓜」の日の匂いから、好天の一日の郊外や山野での行楽の様が目に浮かんでくる。秋深む頃は、「からす瓜」に限らずアケビや茸、山葡萄など、目や味覚を楽しませるものが多い。『俳壇』2025年2月号。
「烏瓜(からすうり}はウリ科の多年草で、山野に自生する。夏に白いレースのような 花を咲かせた後、秋に卵形の実をつける。晩秋の頃赤や黄に色づく。
掲句は、人の手から渡された「からす瓜」に日の匂いがしたという。内容は至って単明だが、「からす瓜」の日の匂いから、好天の一日の郊外や山野での行楽の様が目に浮かんでくる。秋深む頃は、「からす瓜」に限らずアケビや茸、山葡萄など、目や味覚を楽しませるものが多い。『俳壇』2025年2月号。
厳寒の空に冴え冴えとある月。冬は月の軌道が高いため、天心近くを進み、遠く小さい。澄んだ大気を透して、強く冷たい月光が降り注ぎ、ものの影が地面に黒々と落ちる。今年(2025年)は1月15日の夜に「寒満月」が仰がれた。


寒中の雀のこと。冬季は田圃の稲刈りが終わり、餌が乏しくなるので、雀はひときわ人家の近くにあつまってくる。寒気を防ぐため全身の羽毛を膨らませて丸くなっているので「ふくら雀」ともいう。身近で親しい鳥の一つだが、近年は数が減っているという。かつては食材であり、冬の雀の肉は美味で滋養があるとされる。

ミカン類とオレンジ類両者の性質を持つ柑橘類で、ネーブル、八朔柑などとともに春に採れる蜜柑の一つ。山口県で発見・作出されたので当初は穴門蜜柑(あなとみかん)と呼ばれていたが、明治中期以降愛媛松山を中心に生産量が増えていったため、伊予蜜柑と呼ばれるようになった。多くは海岸に近い暖地の傾斜地で栽培される。
