一年の過ぎ去ること。押し詰まった年末、忙しい日々の束の間に、過ぎ去ろうとしているこの年を思い浮かべる。新たに迎える年よりも、来し方への思いに重点が置かれている言葉。

一年の過ぎ去ること。押し詰まった年末、忙しい日々の束の間に、過ぎ去ろうとしているこの年を思い浮かべる。新たに迎える年よりも、来し方への思いに重点が置かれている言葉。

陰暦12月の異称で、陽暦ではほぼ1月の時期に該当するが、陽暦12月の意味で用いることが多い。一年の締めくくりの月であり、新年の準備をする忙しなさの中で、クリスマスや忘年会などの行事が挟まる多事多忙な月である。語源については、この月には師僧が仏事などで忙しく走り回ることから、というのが一般的な説。

冬の没り日のこと。冬は日照時間が短く、南に傾いた太陽は早々と西に沈んでいく。大気が澄んでいるため、沈む間際まで思いのほか眩しい。歳時記には「冬日」の傍題として出ている。

洋服の上に着る防寒用の衣服の一つ。「オーバーコート」若しくは略して「オーバー」ともいう。ウールなどの厚手の生地で作られたゆったりしたものが多い。「コート」は「外套」より少し薄手のお洒落なものを指すが、明確な区別はなく、今では「コート」との呼び名の方が定着している。いずれも、洋服が取り入れられた明治中期以降の季語。

「息白し」「白息」は、冬になり大気が乾燥して低くなると、人や動物の吐く息が白く見えること。
掲句は、冬の夜、屋外で星を見上げているところだろう。折からの寒さで夜目にも吐く息が白く見え、白息の先には星が明るくまたたいている。その白息と星が繋がっていると感受したことがこの句のポイント。作者と星はともに息づくものとして、宇宙の大空間の中に浮かんでいるのだ。作者の自然観・宇宙観も垣間見える一句。『俳句』2025年1月号。