木が人に人が木に似て十二月

「十二月」は一年最後の月。年内に済ませることが多く、何かと気忙しさを感じる月。他方では、過ぎ去ろうとしている一年をひとり振り返る月でもある。

掲句は、来る日も来る日も道の辺に立ち続けている木に人の気配を感じ、じっと佇んでいる人に木の気配を感じてできた作品。行きずりにふと感受したことをそのまま句にしたのだが、この上五中七のフレーズが活きるかどうかは、ひとえに季語の適否にかかっている。令和5年作。

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