「父の日」は6月の第3日曜日。父親の日頃の労苦をねぎらい、感謝を捧げる日。アメリカ発祥の祝日で、日本には第二次世界大戦後もたらされた。
掲句は、父の日、畳に寝転んで庇の先の群雲を眺めていて、ふと亡き父のことや自らの来し方行く末を漠然と思い描いての作品。街中でも家の中でも、「父の日」には「母の日」ほどの華やぎはない。その日も梅雨曇りのまま何事もなく夕暮になった。暮れてゆく雲を眺めながら、しんみりした気分で密かに亡き父を偲ぶ。誰にも乱されたくないひと時だ。令和2年作。
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