「終戦日」は終戦記念日のことで、8月15日。昭和20年のこの日、日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏して、第二次世界大戦が終了した。戦争で多くの犠牲者を出したことを反省し、平和への思いを新たにする日である。
掲句は立秋を過ぎても夏の延長のような暑さの中、巡ってくる終戦日を詠んだ作品。この句の梅干は父が遺したもので、年数を経たため黒ずんで塩を噴いているが、炊き込むと、梅干の酸味と塩気がご飯に行きわたり、今でも夏バテ防止に重宝している。この梅干を炊き込んだご飯をとおして、父のこと、父が出征した戦争のことを改めて思い返した。令和5年作。