マヌカ咲く風荒ければ山貌も

マヌカはニュージーランド・オーストラリア原産のフトモモ科の常緑低木。別名御柳梅(ぎょりゅうばい)。森の外れの日当たりのいい場所に自生する。晩春から初夏にかけて、梅に似た真っ白な小花を雪のように咲かせる。マヌカハニーの蜜源として知られている。なお、「マヌカの花」は歳時記には掲載されていない。

掲句はニュージーランド旅行中の作品。南島のアロータウンからテ・アナウへ移動する途中、ワカティプ湖畔で昼食休憩を取った。ワカティプ湖は氷河の浸食作用によってできた湖で、湖岸に岩山がそそり立つような地形。湖は風の通り道で、帽子が飛ばされそうになるほどの強風が吹いた。

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