星のこゑ氷河に近く眠る夜は

雪や氷が長い年月に渡って堆積して圧縮してできた巨大な氷の層のこと。その涼しげなイメージから夏の季語になっている。

掲句はニュージーランド旅中の作品。トワイゼルのコテージに泊まり、そこを拠点に昼間はテカポ湖畔やフッカー氷河近くまで出かけた。マウント・クック国立公園内には、同氷河のほか、タスマン氷河やミューラー氷河などいくつかの氷河があるが、そのエリアは同時に、空気が澄んでいることなどから天体観測の適地であり、星空保護区に認定されてもいる。コテージのデッキから夜半に仰いだ滴るような星空は、今なお記憶に焼き付いている。その夜は曇りがちで、束の間の晴れ間だったが、オリオン座やシリウスが北に仰がれた。

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