スミレ科スミレ属の多年草。日本の在来種であり、変種を含めると多くの品種があるが、それらを総称して「菫」という。山野に広く自生し、3月から5月にかけて濃い紫色の小さな花を咲かせる。花の形が、大工道具の「墨入れ」に似ていることからこの名があるという。

スミレ科スミレ属の多年草。日本の在来種であり、変種を含めると多くの品種があるが、それらを総称して「菫」という。山野に広く自生し、3月から5月にかけて濃い紫色の小さな花を咲かせる。花の形が、大工道具の「墨入れ」に似ていることからこの名があるという。

その年の春に初めて咲く桜のこと。「初桜」ともいう。一輪また一輪と枝先に疎らに咲いている姿は初々しい。心待ちにしていた桜の開花=春を喜ぶ気持ちが「初」の一字に表れている。仲春の季語だが、開花期は品種や風土、気候の違いにより大きなずれがある。

「かたかご」は片栗の花のこと。山林の半日蔭や斜面に自生し、3月頃、茎の頂に紅紫色の花を下向きにつける。
掲句は、野に遊ぶ作者のさり気ない動作に、春を迎えた喜びや解放感が感じられる作品。遠景の火山が上げている「噴煙」と、足元の「かたかご」を並べたところに、春の山野に一日憩うのびやかな気分が出ている。「噴煙」といっても、人の生活を脅かすようなものでないことが想像される。『俳句』2024年4月号。
二十四節気の一つ。おおむね3月21日頃。太陽は真東から出て真西に沈むため、昼と夜の長さが等しくなる。この日以降、夏至までの間、昼の時間はだんだん長くなる。春分を過ぎると、本格的な春の到来となる。「春分の日」は国民の祝日の一つで、もとの春季皇霊祭。

特定の木や草の芽ではなく、木の芽・草の芽をひっくるめて、春になって芽吹き萌え出るいろいろな芽の総称。春の息吹を感ずる言葉のひとつ。
