立春を過ぎて降る霜。立春を過ぎてもまだまだ寒さが厳しく、霜が降りるのも珍しいことではない。特に放射冷却で冷え込んだ朝など、畑一面に霜が降りている。日がのぼり、暖かい春の日差しが降り注ぐと、たちまち消えてしまう。単に霜といえば冬季。


立春を過ぎて降る霜。立春を過ぎてもまだまだ寒さが厳しく、霜が降りるのも珍しいことではない。特に放射冷却で冷え込んだ朝など、畑一面に霜が降りている。日がのぼり、暖かい春の日差しが降り注ぐと、たちまち消えてしまう。単に霜といえば冬季。


暑くも寒くもないほどよい温度。四季の体感温度をあらわす春の季語として、夏の「暑し」、秋の「冷やか」、冬の「寒し」に相応する。暑くも寒くもなくほどよい感じは、冬の寒さを経てきた心身に余裕を生む。客観的な温度とは別に心理的な「暖かさ」というものもある。

白詰草は苜蓿(うまごやし)の花の別名。牧草として栽培されたものが、広く世界中で野生化している。ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代に渡来。
掲句は、白詰草を眺めながら来し方を追想しての作品。かつて少女時代には、野で白詰草の花輪を作って遊んだこともあっただろう。白詰草を眼前にして、昔のそうした記憶がよみがえったのだ。しかし追想もいつか「今」に戻って来る。下五の「そして今」は、追想は追想として「今」を大切に生きなければとの思いの表現。『俳壇』2024年3月号。
春になって様々な樹木の芽が吹くこと。「木の芽吹く」「木の芽伸ぶ」「木の芽立つ」などともいう。木の芽の吹く様は、煙のように芽吹くものや直立の太芽を高々とかかげるものなど、印象は木によって大分異なる。雑木林に足を踏み入れると、早春の頃は明るい日差しが差し入っていた道が、雑木が芽を広げるにつれて、日を追うて暗くなってくる。また、「木の芽」はコノメともキノメとも訓むが、キノメと訓む場合はサンショウを指すことがあるので紛らわしい。馬酔木(あけび)や楤(たら)の芽、五加木(うこぎ)など食用になるものも多い。


