立冬までの約18日間をいう。霜が降り、一雨来るごとに気温が低下し、晩秋の寂しさと寒さが増してくる頃で、霜降の時期にほぼ重なる。本来、土用は四季それぞれの終わりの約18日間をさすが、単に土用といえば、俳句では夏の土用のこと。

立冬までの約18日間をいう。霜が降り、一雨来るごとに気温が低下し、晩秋の寂しさと寒さが増してくる頃で、霜降の時期にほぼ重なる。本来、土用は四季それぞれの終わりの約18日間をさすが、単に土用といえば、俳句では夏の土用のこと。

柊(ひいらぎ)はモクセイ科の常緑小高木。関東以西から沖縄までの山地に自生するほか、庭木や生垣として植えられる。ぎざぎざで光沢のある濃緑の葉の腋に、初冬の頃白く小さな四弁花を咲かせる。木の傍らを歩いていて、ひそやかな香りによって花を知ることが多い。

正岡子規は明治35年9月19日に死去した。享年35歳。今なお、子規の遺した著作を読むと、子規という人が持っていた熱量が読む者にひしひしと伝わる。
掲句は「みの虫」や「みみず」を登場させて、子規を偲んでいる作品。俳句では蓑虫も蚯蚓も鳴く生き物とされ、「蚯蚓鳴く」「蓑虫なく」(いずれも秋季)などという。空想的な季語とはいえ、100年以上前に亡くなった子規に対する追慕の思いに加え、子規亡き世の寂寥感もそこはかとなく感じ取れる作品。『俳句』2023年11月号。
中国原産のミカン科の常緑小高木。晩秋の頃、青い実が黄金色に熟れる。果面は凸凹のはげしい扁円形。酸味が強くそのまま食べることはないが、果皮を日本料理の香りづけに使う。


陰暦9月13日の夜、またはその夜の月。秋も深まり、十五夜の華やかさはないが、その少し寂びた雰囲気を楽しむ。満月に2日早い月であり、少し欠けたところを賞するところに日本独特の美意識がある。この秋最後の月であることから名残の月、また、豆や栗を供物とすることから豆名月、栗名月ともいう。日本固有の習俗で、かつては秋の収穫祭の一つだったと考えられている。今年(令和5年)の十三夜は陽暦では10月27日。
