小鳥来る碑に線刻の古代文字

季語としての「小鳥」は、秋に北から渡ってくる小鳥たちや、秋に高地から平野に下りて来る小鳥たちのこと。尉鶲、連雀、鶸などが思い浮かぶ。

掲句は日比谷公園にある碑に興趣を感じてできた一句。碑に刻まれている古代文字の線刻のうねりが印象的だった。今、改めて調べてみると、スカンジナビア(ノルウェー・スエーデン・デンマークの3国)から北極経由で日本までの空路が開設された記念に、半世紀ほど前に寄贈されたもので スカンジナビアのバイキングが残した古代北欧文字碑のレプリカだという。折から小鳥が渡ってくる季節だった。平成26年作。

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