竹の春は、筍の生える春から初夏にかけて勢いが衰えた竹が、秋になると元気を取り戻し、緑鮮やかな色合いを呈すること。
掲句は、林芙美子(1903-1951)が晩年の10年間を過ごした林芙美子記念館(新宿区中井)を訪れたときの作品。庭を巡った後、生前のままの雰囲気を保っている書斎に足を踏み入れたとき、ふと、芙美子その人がそこに座って執筆を続けているような錯覚を覚えたのだった。平成21年作。『春霙』所収。
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