雲熟れて唐黍熟れて佐久平

唐黍はトウモロコシのこと。秋の代表的な味覚の一つだ。

掲句は、晩夏初秋の頃長野の佐久地方を旅したときの作品。八方に立ち上がる雲は爛熟の様相を呈し、夏も終わりに近いことを思わせた。相変わらず真昼の日射しは強かったが、時折吹き抜ける風は思いのほか涼しく、収穫間近なトウモロコシの葉を鳴らした。佐久平は、北に浅間山、南に八ヶ岳や蓼科など三方を山に囲まれる高原地帯。令和元年作。

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