カマキリ目の昆虫の総称。体は細長く、緑色または褐色。前脚は鎌状に曲がり、他の小昆虫を捕獲する。頭は三角形で、左右に大きな複眼をもつ。交尾が終わると雌が雄を食い殺す習性がある。気が強い昆虫で、身のほど知らずの譬えとして「蟷螂(とうろう)の斧」ということわざがある。蟷螂(たうらう)、いぼむしり、いぼじり、祈り虫などの別名がある。

澄み切った秋の空をいう。秋は長雨に見舞われることもあるが、太平洋高気圧におおわれてからりとした晴天に恵まれる日も多い。颱風の去った後などは、爽やかな青空が目に沁みるようだ。

「雁来月(かりくづき)」は葉月(陰暦八月)の異称。陽暦ではほぼ9月にあたる。北の国から雁(かり)が渡ってくる月だ。
9月は依然として昼間の残暑は厳しいが、夜は心地よい涼気が四肢を包む頃だ。めっきり夜が長くなってくる。月を見上げていると、渡って来る雁の羽音が聞こえてくるような気がする。「闇に親しむ」というのは、その頃の夜の実感そのままの措辞。平成17年作。『春霙』所収。
スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木。6月頃白い花が咲いた後、秋になると楕円形の小さな実が鮮やかに赤く熟す。これを海のサンゴに見立てたことがサンゴジュの名の由来。実は完熟すると黒くなり、ムクドリ、ヒヨドリなどの鳥に食べられる。

ミノガ科の蛾の幼虫。木の葉や枝を糸で綴り、袋状にして、その中に暮らす。その袋が蓑に見えることが名前の由来。幼虫は、蓑の上部から頭を出して葉を食べたり、移動したりする。冬は、枝にぶら下がったまま冬眠する。蓑虫に発音の器官はないが、詩歌の世界では鳴くものとされてきた。
