俳句で小鳥といえば、尉鶲、鶸など秋に渡ってくる小鳥たちや、留鳥であっても、秋に山地から平地に下りてくる小鳥たちのこと。春から夏にかけて姿を見せなかった尉鶲のよく通る声を庭先に聞くと、秋の到来を実感する。
掲句は多摩全生園の園内を散策したときの作品。園内にかつてあった分校の跡地は公園となり、記念碑を残すのみとなっていた。記念碑のレリーフに手で触れると、ひやりと冷たい感触があった。令和4年作。
俳句で小鳥といえば、尉鶲、鶸など秋に渡ってくる小鳥たちや、留鳥であっても、秋に山地から平地に下りてくる小鳥たちのこと。春から夏にかけて姿を見せなかった尉鶲のよく通る声を庭先に聞くと、秋の到来を実感する。
掲句は多摩全生園の園内を散策したときの作品。園内にかつてあった分校の跡地は公園となり、記念碑を残すのみとなっていた。記念碑のレリーフに手で触れると、ひやりと冷たい感触があった。令和4年作。
秋に、山林の湿ったところや朽木などに生える菌類の総称。多くは傘状で、裏側に多数の胞子をもつ。松茸、初茸、椎茸、シメジ、ナメコなど食用になる茸は、多くが人工栽培され市場に出荷されているが、月夜茸、紅天狗茸、笑い茸など猛毒の茸もある。梅雨の頃に生える梅雨茸は夏季。


秋風は、万物衰退の季節に吹く風である。身にしみてあわれを添える光景の中を吹き抜けてゆく。
掲句は魚河岸での嘱目を作品にしたもの。魚が捌かれて、生きて海原を泳いでいたときの姿から、一個の食材へと変貌してゆく。包丁さばきの手並みが鮮やかであればある程、あわれさを感じさせる光景だった。平成24年作。
秋の夜明けのこと。立秋を過ぎて、秋が深まるにつれて日の出の時刻が遅くなり、空気が冷たく澄んで感じられてくる。夜は中々明けないが、日の出が近づくとゆっくりと薄明に移行してゆく。東の空に金星の光のつぶが目につく頃でもある。

