柚子は、中国原産のミカン科の常緑樹で平安時代に日本に渡来。耐寒性があるため、山地などでも栽培されている。5月に独特の香りをもつ小さな五弁花をつける。実は薬味等として、日本料理では珍重されている。単に柚子といえば果実を指し、秋の季語。また、熟す前の青柚子は夏の季語。

柚子は、中国原産のミカン科の常緑樹で平安時代に日本に渡来。耐寒性があるため、山地などでも栽培されている。5月に独特の香りをもつ小さな五弁花をつける。実は薬味等として、日本料理では珍重されている。単に柚子といえば果実を指し、秋の季語。また、熟す前の青柚子は夏の季語。

植えた早苗が伸びて田圃は日に日に青々としてくる。稲が生長した田の面を爽やかな風が吹きわたる。
近江という旧国名は琵琶湖をかかえる今の滋賀県のこと。古くは松尾芭蕉から森澄雄まで、多くの俳人を惹きつけてきた地。作者も、その近江を訪れて青田風に吹かれているのだ。「吹かれに来たる」との措辞に風狂の味わいがあろう。『俳壇』2023年9月号。
秋晴れは、秋の空が青々と澄み、高々と晴れわたること。ものの輪郭が明快で、吹きわたる風も爽やかだ。
掲句は、たまたま馬場で飼われている小屋の兎を金網越しに覗いたとき、その目の澄みが心に残ってできた作品。兎の目に映る空や木々や馬場の建物など何から何までが、折りからの秋晴れの澄んだ空気の中で、くっきりと息づいていた。「一部始終」には万物という意味だけでなく、一日の時間の経過をも表現したつもりである。当時せっせと応募していた毎日俳壇で、飯田龍太選の特選となった思い出の一句でもある。平成5年作。『河岸段丘』所収。
東アジア原産のヒガンバナ科の多年草。古くから日本に渡来し、野菜として栽培されているほか、一部野生化している。。独特の香りが料理を引き立て、炒め物や鍋物、餃子の具などに使われる。晩夏・初秋の頃、30センチほどの花茎を伸ばし、頂に数十個の白い小花が球状に集まって咲く。単に韮といえば春の季語。

ヒユ科の多年草。茎の節が膨らんでいて、猪子の膝のように見えることから、これを槌に見立ててこの名がついたという。日本の本州以南に自生。山野の木陰や竹薮などによく見かける。葉は楕円形で対生し、茎全体に毛がある。地味で目立たない淡緑色の小花が穂状に咲いた後、小さな実を結ぶが、刺があって衣服などにつきやすい。
