ななかまど(七竈)は、バラ科ナナカマド属の落葉高木。晩秋の深紅で燃えるような紅葉もいいが、落葉の後に残っている赤い実も風情がある。
掲句は長野の野辺山高原での作品。間もなく雪が覆うであろう晩秋の山々は、澄んだ空気の中で荒々しい山膚を見せていた。畑と駐車場の境のななかまどの葉が、真っ赤に色づいていた。令和2年作。
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