涼新た真水に牛蒡削ぎ落とす

涼新りょうあらた」は、立秋を過ぎて、夏の間に折々感じていた涼しさとは違う本格的な涼しさを感ずること。待ちに待った秋が身辺に到来した感じだ。そうした風の感触は心地よいが、夏が終わった一抹の寂しさ、心細さを伴うこともある。

掲句は台所俳句。牛蒡ごぼうを笹の葉の形に薄く切ることを笹掻きというが、切った牛蒡がはらはらと水に落ちるさまに興趣を感じた。男子厨房に入らずと言われたのは昔のこと。もっとも、牛蒡を削ぎ落していたのは私ではなかったが・・・。平成26年作。

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