飯田蛇笏(本名武治)は、昭和37年10月3日郷里の山梨県境川村(当時)で逝去。折から秋たけなわになる時節。代表句〈芋の露連山影を正うす〉は、丁度蛇笏忌の頃の大気の澄みが感じられる作品だ。
掲句は蛇笏忌の頃、明け方の川べりを歩いていての作品。辺りはまだ夜の気配が占め、頭上の月が皓皓と川面を照らし出していた。月光が「跳ね」と把握したことがこの句のポイント。平成22年作。
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