茶の楉こもごも揺れて休暇果つ

学校の夏休みや(社会人であれば)夏季休暇が終わることを「休暇明」「休暇果つ」といい、秋の季語になっている。夏の終わりの物憂い感じと、新学期を迎えたり仕事が再開したりする爽やかな期待感とが入り混じる。

掲句は、夏季休暇が終わりこれから出勤しようとする朝、近所の茶畑に目を遊ばせていてできた一句。茶の木は生長が早く、刈り込んでも刈り込んでもすわえ(若い小枝)を伸ばす。吹きわたる風に揺れる楉が、夏の名残を感じさせた。平成11年作。『河岸段丘』所収。

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