リョウブ科の落葉小高木。山林の日当たりのよい地などに生え、ときに群生するほか、庭園などにも植えられる。幹に特徴があり、茶褐色を帯びなめらかで斑状にはげる。夏に白い小花が集った円錐状の花穂をつける。春に若芽を摘み食用にすることから、単に「令法」といえば春の季語。

リョウブ科の落葉小高木。山林の日当たりのよい地などに生え、ときに群生するほか、庭園などにも植えられる。幹に特徴があり、茶褐色を帯びなめらかで斑状にはげる。夏に白い小花が集った円錐状の花穂をつける。春に若芽を摘み食用にすることから、単に「令法」といえば春の季語。

東アジア原産のキジカクシ科の多年草。山野の林の中や草原、湿原などに自生し、園芸品種も数多い。葉の形、蕾の形が橋の欄干にある擬宝珠に似ていることからその名がある。6、7月頃長い花茎の先端に白又は淡紫色の細長い漏斗状の花を総状に開く。朝開いて夕方には萎れる一日花。

「種馬」は 種つけ用の牡馬で、「獣交む」(春季)の傍題。家畜の馬や牛は、野生の獣らに比べると発情期は不明瞭だが、春に種付けが行われることが多い。
掲句の種馬は、競走馬の繁殖のための牡馬だろう。種馬の多くは現役時代に活躍した馬で、種付け時には多額の種付け料がかかるというが、その世話をしたり、種付けのために馬を誘導したり、人工的に管理された中で種付けを行ったりと、日々行われる仕事は地味ものだ。作者はその作業に当たっている一人の朴直な男に目を止めた。〈山賤のおとがひ閉づる葎かな 芭蕉〉を思わせる風趣のある作品だ。『俳壇』2023年7月号。
蒲(がま)はガマ科の大形の多年草で淡水の湿地帯に生える。日本全国の池、沼、川の岸辺などの浅い水辺に自生。円柱形の茎が直立し、高さは1~2メートル。雌雄同株で、盛夏に、茎の先端近くにロウソク形の花穂をつける。その上部は黄色の雄花穂、下部は緑褐色の雌花穂。花が終わると雌花穂だけが赤褐色となり残る。秋になると、穂がほぐれて風によって飛散する。蒲の絮は秋の季語。

山牛蒡(やまごぼう)はヤマゴボウ科の多年草。名は、山に生えるゴボウの意で、根が似ていることからついたもの。中国原産で、古くから日本に渡来し、根が利尿剤になるので栽培されていたこともあるが、今は野生化している。仲夏の頃花茎を伸ばして総状に白い小花を密に咲かせる。秋になると、実は黒紫色に熟す。明治以降日本に渡来した北米原産のヨウシュヤマゴボウも類縁種。郊外などで見かけるのはヨウシュヤマゴボウの方が圧倒的に多い。
下の写真は川べりで見かけたヨウシュヤマゴボウ。

下の写真は、8月中旬に撮ったヨウシュヤマゴボウ。既に実が熟している。
