ヒルガオ科ヒルガオ属の多年草。日本原産の在来種で全国に分布。日当たりのよい野原、線路際、空き地、土手などで普通に見られ、蔓を伸ばして他のものに巻き付いて生えている。6~9月、葉腋に直径5、6センチほどの淡い紅色の漏斗状の花をつける。朝から花を咲かせて夕方にしぼむまで昼間も咲き続ける一日花である。花の印象としては、可憐さと野生を併せもつ。普通は結実せず、地下茎で繁殖する。

ヒルガオ科ヒルガオ属の多年草。日本原産の在来種で全国に分布。日当たりのよい野原、線路際、空き地、土手などで普通に見られ、蔓を伸ばして他のものに巻き付いて生えている。6~9月、葉腋に直径5、6センチほどの淡い紅色の漏斗状の花をつける。朝から花を咲かせて夕方にしぼむまで昼間も咲き続ける一日花である。花の印象としては、可憐さと野生を併せもつ。普通は結実せず、地下茎で繁殖する。

氷旗は氷水の傍題。氷水はかき氷、夏氷などともいう。氷を搔き削り雪状にしたものにシロップをかけたもの。夏になると街のあちこちの店先に「氷」と白地に赤く染め込まれた氷旗を見かける。喫茶店、ファミレスのほか、蕎麦屋からデパートの地下食料品売場やコンビニまでこの旗を掲げる。夏の到来を告げるシンボルマークでもある。氷旗が、折りからの風に靡いている様にも涼味がある。

花吹雪は風に舞い飛ぶ花びらを吹雪(ふぶき)に譬えた言葉で、落花の傍題。
掲句の胸奥を過ぎてゆくものは、作者がかつてみた花吹雪の残像だろう。花吹雪はそれ自体が日本人の美意識に訴える美しい現象であり、散り急ぐ今年の桜を惜しむ思いと行く春を惜しむ思いが交錯する。過ぎてゆくものは花吹雪のみではない。作者の経てきた月日そのものである。『俳句』令和5年7月号。
梅雨時の曇りをいう。梅雨の期間であっても、絶え間なく雨が降り続くのではなく、雨、曇り、晴れ間が交互に巡ってきて、ゆっくりと季節が進んでいく。曇るといっても、梅雨の初めの頃の肌寒さを感じるような曇り空から、梅雨明け間近のじっとりと蒸すような曇り空まで様々だ。いずれにしても、胸を押さえつけられるような重たい雲が空を覆っている。

南瓜(かぼちゃ)はウリ科の蔓性の一年草。アメリカ原産で、日本にはポルトガル船によってもたらされた。日本種、西洋種、ペポ種の3種がり、日本種は昔から栽培されていたため、地方品種が多くある。主として畑で栽培され、夏、黄色い大きなラッパ状の花(雌雄異花)を咲かせ、その後、 大形の扁球状の実を結ぶ。畑のほか、土手の斜面に栽培しているのを見かけることもある。単に南瓜といえば秋の季語。

